きずなづくりプロジェクト「絆レボリューション」きずなづくりの心得。妊娠期からの「きずな」づくりを始めましょう!!

産婦人科ドクターにインタビュー

「きずなづくり」について産婦人科ドクターにインタビュー。

体重コントロールは赤ちゃんへの愛情の証

澤井レディースクリニック
院長  澤井 猛
URL:http://www.sawai-ladies-clinic.com

河内長野市と羽曳野市からも程近い、富田林にある澤井レディースクリニック院長澤井猛先生に妊娠中の絆づくりについてお話をお伺いしてきました。

先生の診察のポリシーを
教えてください。
妊娠して当院に初めて来られた患者様にとって、その医者はかかりつけ医として、出産まで見届ける義務があると思います。
毎回違う先生に診てもらうのではなく、1人の医師が妊娠から出産までを診るということは、お母様とおなかの赤ちゃんの状況もしっかりと把握でき、お母様にとっても安心してマタニティライフをおくって頂けると思います。

近年、よく「妊婦のたらい回し」など、騒がれておりますが、
それについてはどうお考えでしょうか。
マスコミの情報の取り上げ方で、事実と違う情報が錯綜しているように思います。
病院は必ず連携しております。それなのにどうしてそういうことが起こるのかと。
そもそも、それに該当する患者様は、妊娠しているのにきちんと病院にかかっていなかったということが大きな原因です。
救急で運ばれる際にやはり、週数やどこの病院にかかっていてお母様赤ちゃんの健康状態はどんなものか、その確認が必要になるわけで、それが産婦人科にかかっていないとなると全く状況が不明ということになります。
妊娠したら自分のためでなく、赤ちゃんのためにきちんと産婦人科で健診を受けるべきだということを考えて欲しいと思います。
妊娠中の絆づくりで、クリニックで実践されていることを教えてください。
おなかにいる赤ちゃんの映像を記録する4D超音波を導入しております。
ご主人様と一緒に健診に来られる際には、一緒におなかの赤ちゃんの様子を見て頂き、また、一緒に来られない方にはDVDに録画してお渡ししておりますので、ご自宅でご主人様と一緒に見て頂くようにおすすめしております。
お母様はご自身の体が変わってきたり、胎動を感じたりすることで自然に母性が目覚めてきますが、ご主人様はやはり父親としての実感がわかないものです。
実際に赤ちゃんが動いているのを目にすることで、ご主人様も父親としての自覚が生まれると思います。

最後にお母様にメッセージをお願いします。
私は妊娠中の健診の際に、体重コントロールにはかなり厳しく指導しています。
もちろん医学的に、体重が増えすぎると中毒症になったりということもあるからです。
ですが、一番お母様に理解して頂きたいのは、長い人生の中で、赤ちゃんがおなかにいる期間は10月10日間です。その間、自分のためでなく、赤ちゃんのために生活してほしいと思います。
現在は人間の寿命は80年くらいでしょうか。子供を持つということは本当に素晴らしいことで、おそらく亡くなる瞬間には子のことを想うのではないでしょうか。
ですから、妊娠期間中は、赤ちゃんのために体重を増やさないよう努力して頂きたいです。
また、それは「お母さん、あなた(赤ちゃん)のためにこんなに頑張ったんだよ」という自信になり、更に赤ちゃんへの愛情が深まり、結果愛情溢れる育児にもつながります。
大変だとは思いますが、頑張ってほしいと思います。

取材/文章 中村有希(Eu-D)

>> インタビュートップへ戻る

とても大切な「きずなづくり」は、妊娠した時からが重要なのです。AngelAidページトップへ