きずなづくりプロジェクト「絆レボリューション」きずなづくりの心得。妊娠期からの「きずな」づくりを始めましょう!!

産婦人科ドクターにインタビュー

「きずなづくり」について産婦人科ドクターにインタビュー。

地域でコミュニケーションの場となる産婦人科

中部産婦人科 院長 中部 健
中部産婦人科
院長  中部 健
URL:http://www.nakabe.or.jp/

子育て支援の活動として、京都市と一緒に「はすの実ひろば」という育児支援を展開している、中部産婦人科の院長中部健先生にお話を伺いました。

「はすの実ひろば」とはどういったものなの
でしょうか?
京都市と共同で行っている育児支援です。
保育士さんを中心に育児中のお母さんたちに自由に集まって頂く場所を院内の一角で提供しています。
週に5日、完全に解放しています。

中部産婦人科で出産していない方でも参加出来ますか?
当院で出産していない方でももちろん参加して頂けます。
また、住んでいる場所やお子さまの年齢など特に制限はありません。
所謂、参加資格のようなものは設けていません。
京都市、宇治市それ以外の地域からも多くいらっしゃっています。
中部産婦人科で開催する意味は?
お母さん同士でも集まるということであれば出来ないことではないですが、場所がないと行きづらいですよね。
場所と、きっかけがポイントです。
実際、京都市も宇治市もそういう活動はしていらっしゃるんですけど、例えば出産した病院にそういった場所があれば、よりお母さんたちは来やすいですよね。
市の開催しているサークル活動の場というと、=「行政がやっている」というような固いイメージがあるかもしれないですよね。どんな人がくるかも分からなかったり、建物にも行ったことがなければ不安に感じられる方もいると思います。
その点、当院で出産したことのある方であれば、当院には来たことがあるでしょう。
安心感を与えられるというような意味があるかなと思います。
以前、中部産婦人科には「まま茶倶楽部」という産後のお母さんのサークルが
ありましたよね?
ありました。
「まま茶倶楽部」も、産後に皆さんが集まって育児のお悩みや近況報告なんかをしてもらうサークルのような倶楽部でした。
はすの実広場の活動は、以前の「まま茶倶楽部」の延長線上にあるもので、そこから始まったことなんです。

はすの実広場では様々なイベントや教室を開催していますが、多くの方に自由参加から始まって、教室などには対象年齢があるので、ベビーマッサージ、リトミックという順でいろんなことに参加して頂いています。
何回も参加してもらえるようになっていますので、お母さんたちで気の合うグループが出来ていき、更に仲良くなれば、次もまた参加しやすくなりますよね。
お母さんに心の余裕ができると、お子さんに接する際も余裕ができます。
これはお子さんの成長に大きな影響があると思います。
どういう風に今後サポートをしていきたいとお考えですか?
当院が出来るサポートしては、こういったお友達づくりの場を提供することでお母さんたちの悩みを出来るだけ早めに解決出来るようにしたら良いかなと考えています。
今後のはすの実広場のイベントの1つとして、小児科の先生による各種講演などもあります。
プロの手も借りて、お母さんたちが質問も出来るようにしていきたいと考えています。※
※小児科医による診察は出来ません。
そういう風にして、最初の出産で安心感を得て頂ければ、次のお産へのポジティブになれますよね?そういう意味では少子化対策にもなりますよね。
中部産婦人科では、今までは1ヶ月健診で終わっていた関係が、お母さんたちと仲良く付き合っていくことで、お母さんたちの相談を出来るだけ長く受けられるようになれば、出産率もあがっていくかなと考えています。


取材/文章 西 美紗絵(Eu-D)

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