きずなづくりプロジェクト「絆レボリューション」きずなづくりの心得。妊娠期からの「きずな」づくりを始めましょう!!

産婦人科ドクターにインタビュー

「きずなづくり」について産婦人科ドクターにインタビュー。

お産は妊娠期の頑張りの集大成!サイレントバース

院長北野宏幸
北野産婦人科
院長  北野 宏幸
URL:http://www.kitanolc.com/
マタニティーフラ協会HP:
http://www.kitanolc.com/matehula/
先生が考案されたマタニティフラについて教えてください。
マタニティフラは運動不足による骨盤の筋肉の強化をして、安産をしましょうよ、ということで考案しました。
マタニティビクスやスイミングのようにハードでなく、日常においていつでもどこでも普段の服装でやれる、料理の準備をしながらとかね。
上のお子さんとも一緒にできるし。
また妊婦同士の友達ができることで、公園デビューのストレスもないし、精神面の不安を友達がバックアップしてくれるという頼もしい環境作りにもなるね。
それがマタニティフラの良いところかなと思っています。
お産に向けての体づくりに役立っているのですね。
ゆったりとしたハワイアンの音楽を聴いているとリラックスにもなりそうですね。
マタニティフラマタニティフラって胎教にもつながっているんやね。
フラのスローなサウンドを聴いている赤ちゃんは、産後も安心してすぐに寝たりという効果があるんですよ。
レッスン中もフラの音楽を聴いていると胎動を感じられる方がすごく多くてね。
これはフラの胎教としての効果の表れで、お腹の中からの子育てができている証だと思っています。
2人目3人目もマタニティフラで出産したいというお母さんも多く、大きくなったお子さんも一緒に通ってフラをしていますよ。
サイレントバースでお産をされているそうですが、
サイレントバースについて教えてください。
タレントの新山千春さんもサイレントバースで出産されたそうなんですが、お産の時に「苦しい」とか「痛い」という声を出さないでする分娩方法です。
僕のところでは長年ずっとこの方法でみんなお産してますね。
世の中に送り出す一番大切なときを母になるものとして頑張って、静かに目を開けて自分から主体的にお産に取り組む。するとね出産の感動が全然違うんですよ。
お産は痛いから怖いと思うのと、越えなきゃいけない壁と思って取り組むのでは、痛みに対する態度が違うんやね。
出産の痛みをどのように乗り越えれば良いのでしょうか。
陣痛や出産の痛みってどうしてもあるんやね。
赤ちゃんがお腹の中にいるときから一生懸命食べ物にも気を付けて、フラもやって、胎教もやって、「ここまで自分はやったんやから!」とお産をポジティブなものと捉えてもらう。
そうやって妊娠期を過ごしたという自負がお産を乗り越えるすごいパワーになる。それが母性の目覚めにもなるんですよ。
僕は「自分自身の自己のお産、マイセルフバースを作れよ」ってみんなに言ってる。
陣痛が来た時に一度落ち着いて、「なんで私は今ここにいるんやろ?生むためにいるんや!じゃぁ何せなあかんのやろ?あぁ!赤ん坊を出さなきゃいけない。私母親になるんや!」というイメージを持って、お産に取り組むということやね。
妊娠中からその瞬間をイメージしていれば、分娩の時に母性が爆発して出てくる赤ん坊を見れば感動もひとしおやと思うね。
患者さんからの写真
4Dエコーの診察を大切にされているそうですね。
キタノ病院オリジナル 4Dエコー録画用DVD
キタノ病院オリジナル 4Dエコー録画用DVD
4Dはいつも20分くらいかけてやってるよ。
超音波に映る赤ちゃんの顔をいつもイラストに書いてあげるんやけどね。
「帰ってからもお顔を良く見てや。お腹いっぱい触ってあげや。」
っていつも言ってます。
そうやって毎日赤ちゃんと向き合う時間を持って、自分のお産をイメージし続ける。その集大成としてサイレントバースで主体的なお産をする。 妊娠中の活動一つ一つに大きな意味があって、それが全部リンクしてマイセルフバースにつながってるんですね。

取材/文章 谷 結実(Eu-D)

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