とにかく無事安全にお産できるように、それを一番に考えています。どんな出産がしたいとか、急変した時の対応力とかって、妊婦さんがかかっている病院にもよるから、それはちゃんと妊婦さんには初めに理解しておいてもらいたいですね。自分の所はもうお産を取り扱っていない産婦人科クリニックだけど、妊婦健診をしている以上、お産に至るまで出来る範囲で対応、バックアップをして、情報提供もしていかないといけないと思ってます。だから、学会や研究会とかには積極的に出るようにして情報を収集するようにしています。それが、少しでも安全で適切な医療の提供につながると思っているので。
それから、以前に勤めていた病院が対応しているという経緯もあるのですが、妊婦さんに対して少しでも責任を持って健診していきたいという意味で、条件が合う場合はセミオープンシステムを取り入れています。
≪セミオープンシステムとは??≫
妊娠32から36週頃までは妊婦健診は診療所で受診し、それ以降は病院で受診し、分娩の際も病院に入院し、病院の医師が分娩を扱うシステムのことです。