きずなづくりプロジェクト「絆レボリューション」きずなづくりの心得。妊娠期からの「きずな」づくりを始めましょう!!

産婦人科ドクターにインタビュー

「きずなづくり」について産婦人科ドクターにインタビュー。

地域のかかりつけ医である総合病院の産婦人科として

阪和住吉総合病院産婦人科 統括部長 福田洋
阪和住吉総合病院産婦人科
統括部長  福田洋
URL:
http://www.kinshukai.or.jp/
kinshukai/sumiyoshi/
sanfujinka/index.htm
阪和住吉総合病院の外来のシステムについて
教えてください。
一般的な産科の外来は、看護師が勤務していることが多いです。ですが当院では、通常の外来に、医師の他に診察室に助産師が常駐しており、常に3名の体制です。
医師の外来の際に不安に思うことなどが無いかをお尋ねして、そのお悩みを解消するために助産師がすぐにその隣の相談室で相談を行います。
妊婦様に「また後日来てください。」といった対応ではなく、「今すぐ相談ができて安心して帰れる」といったシステムです。
母親教室は医師、助産師対大勢といった教室ですが、この助産師による外来での相談システムは個別対応が可能ですので、患者様にも大変喜んで頂いております。
先生と助産師さん
医師の他に助産師が外来に常駐。

自然分娩に対する考え方を教えてください。
私の自然分娩に対する考え方は、「飛行機と飛行機のパイロット、アテンダント」というような考え方です。
飛行機は着陸する時に自動操縦システムで、よっぽどの事が無い限り自然に着陸します。
ですが、万が一飛行機の着陸時に車輪が出ないとか、エンジンにトラブルがあった場合には、パイロットが機転を利かせ、適切な対応をして安全な着陸をします。
また、アテンダントがお客様に安心して頂けるようにお声をかけたり、指示を出したりますよね。飛行機の着陸シーンがお産であれば、産婦人科医師はパイロット、助産師はアテンダントのような役割だと思います。
基本的にはお母さまと赤ちゃんの自然の力で進むお産ですが、何かあった時だけは迅速且つ安全に赤ちゃんが誕生するお手伝いをさせて頂きます。
妊娠中の親子のきずなづくりとしてお母様に奨められていることはありますか。
2方向
ご主人様、ご家族一緒に見れます。
4D超音波エコーで、健診時には毎回おなかの赤ちゃんの様子を見て頂いております。
ご家族で来られる事も多いので、ご主人様や上のお兄ちゃんやお姉ちゃんにも一緒に見て頂けるように、モニターも2つ設置しております。
かわいい赤ちゃんのお顔や、指をしゃぶったりする仕草を見て頂けると、本当に感動して頂けます。おなかの中に赤ちゃんがいるということを認識してもらえて、母親、父親としての自覚が芽生えてくると思います。
オリジナルプレゼント
通院中にはオリジナルアルバム、
出産後にはオリジナルBOXのプレゼントが。

また、健診の際にオリジナルのアルバムを差し上げております。
これは赤ちゃんの週数に合わせておなかの赤ちゃんが今どれくらいかを一目で分かるものです。 これもお母様にとって、健診の度に母親としての自覚を育んで頂けるようお渡ししております。


妊娠中、ご主人様がおなかの赤ちゃん、お母様にしてあげられることは何かありますか。
助産師相談の部屋、外来の椅子
ご家族も一緒に座れる診察室・相談室の椅子
外来の椅子は、ご家族で座れるソファーにしております。
ご夫婦で健診に来られることを積極的に推奨しているからです。
その時に、切迫流早産の安静度の表をお渡しして、お母様が控えたほうが良い事を説明しております。
それを見ながらご主人様には「お母様にとって控えたほうが良い事をお手伝いしてあげてくださいね。」とお願いしております。
出産は、立会い出産を推奨しております。ご主人様にも新しい命の誕生を一緒に見守って頂いております。
産後しばらくはカンガルーケアといって、お母様の胸に産まれたての赤ちゃんを抱きしめて頂いております。
赤ちゃんがおっぱいを飲んだり、お母様の胸で安心している様子は本当に愛らしい姿です。それを見てお母様、お父様の赤ちゃんへの愛情はより一層深まるものだと思います。

取材/文章 中村有希(Eu-D)

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