妊娠するとお母さんの意識も安全に敏感になります。
虫除けは使ってもおなかの赤ちゃんに影響はないのだろうか・・・・
また、お子さんが小さい間も、使ってもいいのだろうか・・・・
と心配になります。
夏になると、質問されることの多い問題です。
2005年の夏、虫除け剤に含まれるDEETが問題になりました。
国民生活センター:http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20050603_1.html
DEETは急激に一定量を経口摂取したり、慢性的に皮膚使用すると血圧低下、痙攣、発疹などの症状がでます。
諸外国では30%を超える商品も販売されているために事故例が報告されています。
DEETは蚊などの触角に作用する虫除け剤としてアメリカで開発されました。
毒性は低いとされていましたが、アメリカやカナダでは安全性に対する再評価がなされています。
アメリカのCDC(疾病予防センター)のHPにはこのような注意が掲載されています。
http://www.cdc.gov/malaria/toolkit/DEET.pdf
ウエストナイル熱の問題があり虫除け剤について啓蒙しています。
http://www.cdc.gov/ncidod/dvbid/westnile/mosquitorepellent.htm
「What You Need to Know about Mosquito Repellent」
CDCによると環境にもやさしいユーカリレモンの使用を推奨しています。
ただし高濃度(アメリカでは30%濃度のものが市販されているようです)
であるため、皮膚に直接つけてはいけないと注意を促しています。
<ただし3歳以下の子供にはユーカリレモンの成分を含む製品は使用禁止としています>
10%〜30%のDEETを使用することを推奨している (2か月以下の子供にはDEETは使用しない)
レモンと樟脳の香りが入り乱れたような匂いがします。
すがすがしい精油です。
同じ成分がシトロネラやゼラニウムにも含まれています。
レモングラスもシトロネラールをたくさん含んでいます。
上記事情を考えると、ではどのように使用せよというのか迷ってしまいますね。
アロマセラピーにはまだまだはっきりとした化学的なエビデンスは不明なことが多く、混乱します。
という話になりますね。
子供に塗布するなら、濃度は1%以下に調整します。
気さくに情報交換しませんか?
今月のテーマは「アロマで虫よけ」です
案内はこちら:http://aroma-kansai.org/maternity/